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2009.11.10

独眼竜政宗(1959年)

Harakomeshi
伊達政宗も食べたと言われる腹子飯(はらこめし)。

 『縮図』に続き、宮城県石巻市シリーズです。仙台から仙石線に乗り、終点が石巻駅です。ついでに仙台駅もぶらっとしてきました。仙台といえばやっぱり伊達政宗ですよね。そこで中村錦之助主演、河野寿一監督『独眼竜政宗』を見ました。



 渡辺謙ファンだった私はNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」も見てました。忘れられないのは第1回目の放送日の夜です。お年玉で買ったNHKのドラマガイド本を布団の中で読みふけり、ベッドの上の棚にそれを置き、今後の展開を楽しみにしながら、私は眠りにつこうとしていました。ところがちょうどウトウトしかけたころ、棚からドラマガイドが滑り落ちて私の右目を直撃。目玉はギリギリ逸れたものの、瞼に激痛が走り、アイシャドーを塗ったような内出血が。右目を失明した政宗の呪いだと新学期の教室で友人に報告したことを憶えています。政宗はそんな思い出とともにある武将です。



 映画には残念ながら、はらこめしは出てきません。その代わり粟飯が出てきます。まだ藩主になる前の政宗(中村錦之助)が、柴刈り中の爺(大河内伝次郎)の薪の山を倒してしまい、お詫びに荷運びを手伝います。爺はお礼に政宗に粟飯の弁当を食べさせ、侍のくせに粗末な粟飯を美味しいと言う政宗を気に入ります。右目を失って絶望したときにも政宗は爺の家を訪ねて粟飯を食べさせてもらい、爺と千代(佐久間良子)の素朴な人柄に触れて癒されるのでした。この粟飯のエピソードは、亘理町荒浜の漁師たちが献上したはらこめしを喜んで食べたと伝えられる政宗の人物像に通じるものがあるのではないでしょうか。

 よく見るはらこめしはご飯の上に鮭やイクラがきれいに並べられていますが、宮城県の亘理町の公式サイトを見ると、昔は具をご飯に混ぜていたそうです。秋鮭が美味しいうちに、仙台駅で食べた弁当の味を思い出しつつ、生まれて初めてはらこめしを作ってみました。

 映画を見終わった後には、「負~け~ぬ~」と政宗の物真似をしたくなりました。中村錦之助の若い頃の力強さやキレのよさは笑っちゃうくらいすごいんですね。大味な超娯楽時代劇と言ってしまえばそれまでなのですが、合戦シーンの人の多さ、馬を駆っての追走劇、どしゃぶりの中のチャンバラなど、ついつい楽しんでしまいました。そして今までは特に気付きもしませんでしたが、中村獅童ってやっぱり叔父さんの良いところを意識しながら演じているんだなあと思ったのですがどうなんでしょうか。



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